コリンウズラ コリン鶉
Colin-uzura
Colinus virginianus
Bobwhite Quail

コリンウズラ キジ目キジ科(ナンベイウズラ科の説あり) 外来種 A
 本州と四国の一部にで見られつつある
 北米産の狩猟鳥

   

コリンウズラ


 コリンウズラはもともと北米からメキシコあたりの温暖な地域に住むキジの仲間で、狩猟・猟犬の訓練目的で日本に放鳥されたのは1980年頃と、割と最近のことだったようです。以後関東や中部、四国などで部分的に定着し始めているとのことです。サイズはハト程度でした。




「コリンウズラ ♀ 1」 クリックで拡大します。

コリンウズラ ♀ 1

茨城県稲敷市
1280×853 px
2022/01/29
Nikon D500 Mode A
AF-S NIKKOR 500mm f/4E FL ED VR

 茨城県の葦原に猛禽観察に出かけたとき、夕方の葦原で見つけました。5m以内の距離に人がいても逃げません。私はこの鳥には、とても鉄砲など向けられないな、と感じさせられる可愛さでした。♂ はのどが黒いので、この個体は ♀ です。



「コリンウズラ ♀ 2 」 クリックで拡大します。

コリンウズラ ♀ 2

茨城県稲敷市
1280×853 px
2022/01/29
Nikon D500 Mode A
AF-S NIKKOR 500mm f/4E FL ED VR

 上と同じ場所で撮っています。そっくりさんが二羽いたので同じ個体かは不明です。ちなみに日本のウズラとはそれほど近縁ではないようです。説によってはキジ科ではなくナンベイウズラ科に入るそうです。ちなみに日本のウズラはこの鳥よりは二回りくらい小さいですがれっきとした(?)キジ科です。



観察データ

場所と回数:茨城県稲敷市1、計1回。産地からしても温暖な場所を好むようです。関東では東京埼玉以外の県で見つかっているとのこと。

観察月と回数:
1月1 〇
2月0
3月0
4月0
5月0
6月0
7月0
8月0
9月0
10月0
11月0
12月0

計2回

留鳥です。見ていてもあまり移動は得意そうでありませんでした。




 猛禽類に振られた冬の夕方、帰り支度を始めたときに車のすぐ横に出てきてくれました。まるでアルマジロみたいに丸く、私も初めて見る姿で名前もわからりません。「姿かたち的にはウズラの仲間なのかな?」と写真に記録して帰りました。しかし家の図鑑にも載っていません。ウェブなども使ってよくよく調べてみて、やっと南米産の外来種だとわかりました。
 卵を一度に15個ほど産む子沢山な種のようなので、もしかすると今後だんだん話題になってくるのかもしれません。できればあまり増えずにひっそり生きていて欲しいのですが。。



(トップ画像 コリンウズラ 2022/01/29 茨城県稲敷市市にて撮影 D500 500mm/f4.0)


 初出:2022/07/23